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☆2月10日、沖縄に来て初の快晴!!☆
沖縄5日目の朝は、ようやく沖縄らしい青い空を拝む事が出来ました。やはりこうでないと始まりません。
朝からの散歩も気持ちがいいモンです。歩いているだけでそれまでには感じなかった日射しを感じます。
『今日は何だかいい一日になりそうだ!!』今日で「あしびなー」でのアルバイトも三日目、今週は今日で終わりであります。(一応アルバイトは週三日ということになっていたモンで・・)という事はもし今週のミッションをクリア出来なかった場合、今日が最後のアルバイトという事になります。何だか切ない様な・・。
今日は坂下さんにOLEっち号を借りて、メンバー3人だけで「あしびなー」に向かう事になりました。考えてみれば我々が沖縄入りしてから5日間、殆ど遠出という物をした事がありません。
せっかく沖縄に来たのに、OLEっち寮の近所か普通の市街地くらいしか出掛けた事がなかったのです。
という訳で、少しづつでも行動範囲を広げて行こうという狙いもあった訳ですが・・・・。
ヒロシがハンドルを握り僕がナビ、 そして入木さんは後部座席でウツラウツラ・・・。いざ出発であります。
坂下さんの運転で通っていた道を考えながら地図で調べて指示を出していたのですが、出発から僅か10分余りで・・・・
ヒロシ:『あれ?こんな道通
りましたっけ?』
僕:『昨日通
ったよ。多分・・。』(実はウソ・・)
まぁいつもよりは早く出たはずだから多少迷っても大丈夫だろう、などとのんきに考えていました。
すると目の前に「とよみ大橋」という橋が・・。
ヒロシ:『絶対こんな橋は通
ってませんよ!これひょっとして「漫湖(まんこ)」でしょう?全然いつもの道と違うじゃないですか!!』
僕:『大丈夫だよ。道は全部繋がってるんだから。』
なんて言ってはみたものの、橋を渡り切って豊見城市内に入って行くとどんどん鄙びた感じに・・いつもはゆいレール(ものレール)の走っている様な街中を行っていたのに、今はどんどん山の中へ突き進んでいる感じであります。
地図によれば国道11号線という事なのですが・・。
ヒロシ:『本当に大丈夫なんですか?どんどん山の中へ入って行きますよ。こんな田舎道を通
って「あしびなー」に着くんですかね?』
僕:『地図によればこれが本当に最短距離の筈なんだよ。肝腎な所で一通
(一方通行) とかなきゃね。』
しかし一向に田舎道から抜ける事はありません。道は間違ってはいない筈なのですが・
・。どんどん道幅も狭くなり、地図に表記してある国道11号線が果たして本当にこの道なのか、疑わしく思えて来たその時、比較的大きな通
りが見えて来ました。
僕:『あそこの通
りに出れば豊見城市役所が見えるはずなんだけど・・・。』
ヒロシ:『え〜〜〜〜〜?もうそんな所に着いたんですか?まさか・・。』
因みに豊見城市役所というのは「あしびなー」から一番近いバス停がある所で、僕らも帰りはいつもこのバス停を利用してバスに乗っていました。「あしびなー」から一
番近いバス停とは言え、実は距離にして800m以上あるのですが・・。
そして大通りに出てみると・・
ヒロシ:『ん?やっぱ何か違いますよ・・。どっかで道を間違えたんですよ!』
僕:『そうなんかなぁ・・。あっ、でもあれ!!』
ヒロシ:『あっそうだ!間違いない。随分早く着いちゃいましたねぇ。』
遥か遠くの地平線上に見えるパルテノン宮殿の様な(?)建物、それが「あしびなー」
でありました。予想到着時刻よりも随分早い時間であります。いつもバス停から「あ
しびなー」まで歩いている道ではありますが、車で走ってみても結構な時間が掛かります。改めて地図を見て感じましたが、実はOLEっち寮から「あしびなー」までは
約10Hもあったんですね。僕の自宅から10Hと言えば、秋葉原くらいまでは行けるでしょう。
何だか沖縄に来てから、遠いとか近いとかいう感覚が変わって来た様に
思います。
☆沖縄病発症?☆
アルバイト3日目にして待望の晴れ!!とにかく何と言えばいいのか、気持ちのいい天気であります。昨日までとは打って変わって、360°パノラマ状態での「青」なのです。

2月とは言えやはりそこは沖縄、本土とは明らかに違う日射しに少々汗ばむ感じもあるのですが、埋め立て地特有の微風が大変心地よい涼風となって通
り過ぎて 行きます。
昨日までは時間の過ぎるのが大変長く感じたのですが、今日は全くそういう事は思えません。もちろん駐車場での車のカウントなので暇つぶしにマンガや本を読んだりする事は出来ませんが、(っても僕はマンガも本も大嫌いだからまず読まないのですが・・。)退屈だなんて感じるよりも、時間が過ぎて行くのが切なくなるくらい幸せな気分になりました。『あぁ、何故こんな事で幸せを感じるんだろう?オレは普段よっぽどつまらない生活をしているのだろうか?』
う〜ん、これも沖縄病なのでしょうか?この青い空、青い海には都会暮しに疲れた人
間を魅了する何かがあるのでしょう。
聞く所によれば、2001年以降都会から沖縄に移住する人が急増したとか・・。今では年間2万人を超える人が沖縄に移住し、年間2万人以上の人が帰って行くそうです。まぁ失業率は日本一だし、給与所得も平均
年収が東京の半分しかありません。
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物価が安いとは言え、東京の半分という訳ではありませんからね。現実問題、本土の人が沖縄で生活して行くのはかなり難しい事なのです。
なんて他人事のように言っていますが、この時僕はマジで『沖縄に住むのもイイかなぁ?』と思い始めていました。
沖縄大好きという僕の友達にメールしたら、 『お酒を呑めないフクちゃんには厳しいかもね。友達できないよ!』などと返事が返って来ましたが・・。
確かに・・、この数日間でもそれはひしひしと痛感していました。
☆僕らはみんな生きている?☆ そして時刻は正午を過ぎ、なお一層日射しが強くなって来た様に感じます。何気なく
『いやぁ、眩しいなぁ。サングラス持って来ればよかった。』と思って空を見上げた時の事、無意識に顔の上に手をかざした瞬間、デジャヴの如く子供の頃の記憶が蘇って来たのです。
僕がまだ本当に小さい頃、母親と一緒に何処か出掛けた時にこんな質
問をした事がありました。
『お母さん、見て見て!!手が真っ赤やで!!何でこうなるの?』と言って太陽に手をかざしていたのです。それも今日の様な日射しの眩しい
日でありました。眩しいものを見た時に手のひらをかざすのは人間の反射行動とも言えるものですが、小さい頃のあの瞬間の僕の衝撃というのは計り知れないものがあっ
たのです。この時母親が何と答えたのかは覚えていませんが、何か凄い感動を覚えた様に記憶します。
しかし今や太陽に手のひらをかざしても、全く赤く透けて見える事はありません。まぁ当たり前と言えば当たり前の話なのですが、その事実を僕はこの瞬間初めて認識したのです。認識したと言うよりは、小さい頃のあの瞬間の感動を何処かに置き忘れていたと言う方が正しいのかも知れませんが・・。
子供の頃にたくさん感動した事なんかも、殆ど何処かに置き忘れて来たのかも知れないなぁ・・と少々感慨深く思います。
そう言えば僕らが小学生の頃に習ったであろう『僕らはみんな生きている』という歌、
覚えている方はいらっしゃるでしょうか?
♪〜手のひらを太陽に 透かして見れば 真っ赤に流れる 僕の血潮〜♪
という一節がありますが、考えてみればこの歌詞を書いた人は素晴らしい感性を持っている様に思います。子供の立場から見た、子供の気持ちを忘れてしまった人には絶対に書けない、素晴らしい歌詞だと言えるのではないでしょうか?(ひょっとして本当に子供が書いた歌詞なのかも知れませんが・・。)
などと、
ヒマな時間があるとついついこんな事を考えてしまうこの僕でありました。
そう言えば長らくこのようなつまらない(?)考え事をした事もなかったのかも知れません。いつも何かと忙しかった様な気もするし、そういう意味ではこの沖縄滞在時間は(このアルバイトの時間は?)色々な事を冷静に考えるには良い機会とも言えま
す。
☆そして夜・・ま○ここうえん?☆
「あしびなー」でのアルバイトを終え、我々メンバー3人は早々に帰路につきました。
そろそろ本格的にリハーサルをやらなければならないと思っていたし、練習スタジオの情報なども全くなかったので焦りもあったのです。
前のバンドさんたちはどうしていたのでしょう?
坂下さん:『まぁ、一応リハーサルスタジオはあるけど、出来るだけお金が掛からない方がいいだろ?今回はまだドラムさんが来てないんだから、公園で練習すれば?
「森の木狩りたち(アコースティックの二人組)」なんかは「漫湖」の所の公園でやってたよ。』
僕:『あのでっかいカニのオブジェがある所ですか?夜中に迷惑じゃないですかねぇ?
』
坂下さん:『でもあの辺は住宅が近くにないからね。横はずっと小学校の敷地だから、
むしろ昼間にやればクレーム来るかも知れないけどね。』
という訳で、いざ「漫湖公園」(正式名は知りません。)に向かいました。そう、かの有名な(?)「漫湖」であります。
随分前の事ですが、MAXのメンバーがテレビ 朝日系列の「ミュージックステーション」に出演した際、この公園の事をポロッと喋ってスタジオ内を凍り付かせた事がありました。あの「漫湖公園」であります。
とは言え本当は名前の事なんかよりも、あのでっかいカニのオブジェの方が気になって仕方がなかったのです。ファーストミッションの日にOLEっち寮から「あしびなー」に
向かう道中で初めて見掛けて、その大きさやリアルさ、そして『何の意味があるんだろ?』という思いで強烈なインパクトがありました。
朝の時と同じ様にヒロシの運転で僕のナビだったのですが、入木さんは今イチ気が進まないという表情・・。
そして一通(一方通行)や進入禁止の道路標識などにも悩まされつつ、ようやく到着・
・。
ヒロシ:『うわっ、でけ〜〜〜!凄いねぇ。何でこんなにリアルなんでしょ!』
僕:『何の意味があるんだろうね。これは形的に言えばワタリガニだよな。沖縄名産っ
て訳でもないし・・』
ハシャギまわる僕ら二人を尻目に、入木さんの浮かない表情は変わりません。
僕:『入木さん、何やってんスか!さぁ写
真撮りましょうよ!並んで並んで!!』
と、渋々並んでポーズを取りますが・・。風邪気味だからでしょうか?やはり元気が
ありません。 そして入木さんは一言・・・。
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入木さん:『あのさぁ・・・本当にここで練習するつもり?』
僕:『ダメですか?静かでいいし、スタジオ代もなるべく節約したいすしねぇ。。』
入木さん:『だったら合宿所(OLEっち寮)でやればええやん!それにせっかく外でやるんなら、こんな誰もいない所でやっても意味ないじゃん!』
僕:『合宿所だと近所迷惑ですよ。声も楽器の音もセーブしなきゃならないし、人通
りの多い所だとうるさくて練習にならないですよ。』
結局入木さんの体調も芳しくなかったので、風邪が悪化してもまずいという事で野外での練習はなくなりました。
という訳で坂下さんに紹介して頂き、明日の昼間にスタ
ジオを予約した訳ですが・・。今にして思えば入木さんの『せっかく外で練習するの
なら、こんな誰もいない所でやっても意味ないじゃん!』という言葉引っ掛かりますねぇ・・。
☆そしてOLEっち寮での練習・・。☆
寮に帰ると、昨日と同じ様にDr.ヒロシのリズムトレーニングが待っていました。
やはり僕のリズムの悪さは相当重症であったと痛感しました。段々凹み気味になって
行くこの僕を見兼ねたのか、ヒロシは・・
ヒロシ:『福田さん、今までこんなにリズム練習をしたことはないでしょ?福田さんは結構何でも器用にこなすタイプだから、器用さだけで今まで乗り切って来れたんでしょうね。アルバムを聞いてても、メロディーセンスとかアイディアなんかは素晴らしいですもんね。でも絶対このリズムトレーニングを乗り切れば、もう一皮むけますよ!』
ヒロシは精一杯気を遣って僕をフォローしてくれた言葉だとは思うのですが、それだけに余計に重たく感じてしまいます。
でも確かにバンドとして固めて行く上では避けて通れない道であったと思います。そう、演奏面
で足を引っ張っているのはこの僕なのです。自分だけの問題ではありません。
そしてそろそろ『ちかえ My Love』の練習の時間がやって来ました。入木さんの持って来た路上用のアンプにリズムボックスとベース、ギターを入力し、準備万端であります。そして曲を通
して何度か演奏してみると・・
僕:『(自分の演奏のマズさは棚に上げて)入木さん、大丈夫ですか?昨日よりも声がかすれてますよ。』
入木さん:『大丈夫だよ。風邪も良くなってるみたいだし。』
僕:『大体、毎晩毎晩朝まで酒飲んでるんですから、治る訳ないですよね・・。せめてミッション合格するまで酒って我慢出来ないモンですか?』
僕の言葉の言い回しも悪かったのかも知れませんが、この言葉に入木さんはブチ切れ
ました!!
入木さん:『ふざけるな!別
にオレだって好きで酒を飲んでるんじゃねーよ!!夜全く眠れないから仕方なく酒を飲んでるだけだ!!声を出すには寝る事が一番大事だからな。』
僕:『そんなもん、酒に逃げてるだけじゃないですか!甘えですよ!!』
入木さん:『うっせー!!!!!酒も飲めねー奴にオレの気持ちが分かってたまるか
〜〜!!!!!!!』
この言葉に、僕とヒロシは呆然としてしまいました。
結局練習もはかどらず、早々に切り上げる事にしました。ヒロシは抽選会場のアルバイトで知り合ったお客さん(OLEっちのリスナーで、埼玉
から観光で沖縄に来たらしい。)との約束で飲みに出掛け、入木さんも何処かへ出掛けて行きます。沖縄5日目の夜は、各々がそれぞれの沖縄を開拓し始めた、そんな夜でありました。 この僕は? 夜行性ではないので大人しく床に就きました。
TO BE CONTINUED・・・・・
平成16年11月20日 福田悦隆

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★追記★
気が付けば、とうとう3週間ものブランクが出来てしまいました。本当は週イチくらいで更新するつもりだったのに・・・。実は11月3日の学園祭ライブの後、僕は暫く旅に出ていました。先月も沖縄に行ったばかりなのですが、どうしても家を出たかっ
たのです。目的は色々あったのですが、取りあえず日本一の紅葉(こうよう)も見に
行きたかったし、日本の伝統工芸にも触れてみたいというのもありました。この写
真を見て何処だか分かる人はいるでしょうか?自然の紅葉ももちろん美しいですが、こ
の庭園の生け花のような紅葉も芸術であります。主役となるのはもちろん「もみじ」
だったりする訳ですが、その「もみじ」だけでも随所に素晴らしいグラデーションが
演出されています。
「もみじ」というのは若い木ほど早い時期に紅葉するのですが、 そういった性質を利用して木々を配置してあるのです。
その様は一日ごとにも劇的に様変わりし、毎日同じ場所で見ても飽きないくらいの素晴らしい景観を見せてくれます。
僕が行ったのはまだ11月の前半だったのですが、最高の見ごろは紅葉が最も進
む11月の末頃だと言われています。皆さんも見に行ってみてはいかがでしょうか?
(ってそう簡単に休みを取れないですわね・・。) 取りあえず沖縄日記は最後まで書くつもりですので、よろしくです。
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